『学校じゃ教えてくれない中国語』を教えてくれる友人、Shuさんのお話
皆さんこんにちは。中国語は勉強されているでしょうか。
中国語を習得したい理由は人により様々だと思いますが、多くの人は、「現地に行った際に現地の人とコミュニケーションが取れる様になりたい」と思われているのではないでしょうか。
今回はそんな、これから中国語を勉強したい方、また現在勉強されている方たち皆様へ向けて。
学校じゃ教えてくれない、“生きた中国語“を教えてくれる友人、Shuさんをご紹介したいと思います。
Shuさんは、現在中国・上海に移住して生活し、フリーランスとして活動されている方です。
そして、私の中国語の先生でもあります。
彼の実態の多くはまだまだ謎に包まれているのですが、確かなのは、彼は今実際に現地で使われている、“生きた中国語“を知っている、ということです。
彼から教わる中国語は、教科書や学校で習う中国語とは一味も、二味も違いました。
こんなの初めて。。。そんな感覚にさせてくれるのです。
では、その“生きた中国語“とはなんなのか。
普段勉強している中国語とはどう違うのか。
中国語の勉強方法やポイントなどを踏まえ解説していきます。
●教え1 【ココロガマエ】
中国語に限らず、語学を1から勉強するというのはとても難しい…と感じる方は多いと思います。
特に、独学で勉強を始める方、普段の仕事が忙しい現代社会人の皆さん、一早く喋れるようにりたいと気持ちが先行してしまう方、etc…
「何から勉強すればいいかわからない。基礎を学ぶ為に、しっかりと中学校レベルの単語から始めるべきか…いやしかし時間が…やはりすぐ使える日常会話から…いや…」そんなジレンマに悩まされたことがあるのではないでしょうか。
基礎が大事なことはわかっちゃいるけど、一方で、「いや、そんなフレーズ使わんやろ」と突っ込みたくなってしまう例文に反抗心を抱き、全然頭に入ってこない。
そんな経験ありませんか?
私は学生時代、初めての英語の授業で「This is a pen.」という英文を習いました。
先生が言うのです。「リピートアフタミー。This is a pen.」と。
それは、とてもとても流暢な発音でした。
先生は何度も何度も繰り返しました。私たちも何度も何度も繰り返します。
「なるほど、『これはペンです。』って『This is a pen.』って言うのか。」
お陰様で頭に叩き込まれました。
今でも「This is a pen.」を忘れたことはありません。
時は経ち、卒業し、やがて私は社会人になりました。
英語の先生ありがとう。これからのグローバル社会を先生に教わった英語たちで勝ち抜いてみせるよ。そして休みの日には海外旅行に沢山行ってやるのさ。
私は期待と夢に胸を膨らませ、意気揚々と社会人の世界へと足を踏み出して行きました。
さらに時は経ち、現在に至ります。
私には「This is a pen.」を日常会話で使う機会がありませんでした。
日本語でも「これはペンです。」って言う機会無かったかも知れません。
うん、見たらわかるよ。そう思うのです。
この様に、幾ら基礎で大事な単語だとしても、実際に使えるフレーズを覚えなければ意味がないと思うのです。
何度も何度もリピートアフターしたあの時間が、もったいないと思うのです。
基礎は大事です!とても大事です!!
しかし、基礎というのはとても退屈です。
実際の会話はテストではありません。
文法や単語がうまく喋れなくても、相手に伝わればいいのです。
勿論完璧にすらすらと喋れる様になれば最高です。
ですが、最初から完璧を求めてはいけません。
そして、最初から完璧なものなどないのです。
逆に言えば、完璧とは、もはや改善の隙がない、それ以上でも以下でもない状態とも言えます。
人類や文明は常に進化を続け発展してきました。
iPhoneの初代が世に発表された時、
「携帯電話はついにこの次元に到達したのか。この洗練された無駄のないフォルム。もはや完璧だ。」
私はそう思いました。
そして沢山のユーザーがそのスマートフォンに乗り換えました。
しかし、完璧かと思われたそのスマホも、今や12代目です。
当初、電話のアイデンティティーとも言えるダイヤルボタンすら消え去り、ありとあらゆる無駄を取り除いたと思われた初代先輩でしたが、そこから更に進化を重ね、今やホームボタンも消え去り、ボディは画面1枚のツルツルの状態になりました。
ですが、おそらくまだまだ進化を続けるでしょう。
完璧とはゴールであり、完璧を求めた時点で進化は止まるのです。
語学も例外ではありません。
語学も常に進化を続けていきます。語学にゴールはありません。
知れば知るほど奥深く、学べば学ぶほど形作られる。人生と同じです。
喋っているうちに徐々に口が慣れ、感覚を掴み、必ずすらすらと喋れる様になります。
まずは失敗を恐れず、取り敢えず口に出してみるということが重要です。
語学を勉強する時のコツは、楽しむことです。
こんな言葉を喋れる様になりたい、こんな言葉を使ってみたい。
普段日本語を使っている感覚で、異国の言葉を使ってすらすらと会話できる様になったら、どれだけ楽しいだろう。どれだけ世界が広がるだろう。
そう、ワクワクすることが大切なのです。
●教え2 【学べない言葉の中にこそリアルがある】
さて、そうは言っても、それらの「自分の感覚で喋りたいと思う言葉」や、自分の言葉にして喋れる様になったらもっと楽しいだろうなと思える言葉というのは、大抵の場合、先生は教えてくれません。
私の英語の先生は教えてくれませんでした。
学校では教わることができないのです。
そもそも教わらないので、最初はその言葉の存在すら知りません。
現地に行った時や現地人と会話して、“生の言葉“を聞いて初めて、なにそれ?となってしまうのです。
ここが重要です。
では、何故学校では教えてくれないのか。それは大抵良くない言葉だからです。
良くない言葉というといささか語弊がありますが、要は丁寧語のような綺麗な言葉や標準語ではなく、下ネタや、スラングなどと言った基礎とは外れた部分にある言葉たちだからです。
そして、そういったスラングや現地の言葉というのは日々新しく生まれ、進化していきます。
常に変わり続けるということも、学校で教えることが難しい理由の一つであるのかもしれません。
では、どの様にしてそれらの言葉を勉強すればいいのか。
大丈夫です。はやる気持ちを抑えましょう。
私たちには先生がついています。
私は先生に尋ねました。
先生の中国語講座を私のブログでやっていただけませんかと。
現地の生の言葉を知るには、実際に現地で生活している人と対話すのが1番です。
これから中国語を勉強しようと思っている同志たちに、Shuさんの教えやノウハウを共有したいのです。と。
先生は即答で快諾してくださいました。
「中国に興味を持っていただいた事を非常に嬉しく思います。ブログを通じて、皆さんに“学校や先生が教えてくれない“よりリアルな中国語を勉強していただき、より良い中国語ライフを満喫してもらいたいと思っています。今は世界中で大変な時期ですが、ステイホームを上手に活用し、ステイポジティブに勉強していきましょう。」と、先生からコメントをいただきました。
これからは定期的に、“本当に使える中国語“をテーマにして、覚えるべきフレーズやその用法、コツやポイントなどを踏まえ、先生と一緒にわかりやすく紹介・解説していきたいと思っています。
先生を知り、中国語を知り、中国を知っていきましょう。
次回からの投稿にご期待ください。それでは。
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