自宅で学習 学校じゃ教えてくれない中国語講座 Vol.3

皆さんこんにちは。「学校じゃ教えてくれない」中国語講座のお時間です。

1年の早さったらありませんね。いつの間にか2021年です。丑年、つまり牛年です。

いきなりですが、皆さんが牛に持つイメージとはどんな感じでしょうか。

例えば中国人に「你太牛了」と言われたらどう思われるでしょうか。

「年末年始は何かと食べすぎてるかもしれないけど…君は太った牛だなんて…酷い!」

お待ち下さい。

中国語で「牛」はどういう意味を持つのでしょうか。

という事で、今回は2021年の干支、牛にちなんだスラングをご紹介します。

また、スラングを語る上では欠かせない

谐音(xie yin シェーイン)についてもお話していきます。

中国語ならではの使われ方をするスラングを学んでいきましょう。

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・ヤバい数字 666

今回ご紹介するそのスラングとはこちら。「666」。

拼音にするとliu liu liu、読み方はリュウリュウリュウです。

聖書では獣の数字、転じて俗に悪魔の数字として不吉なイメージを持たれがちな666。

確かにヤバい数字です。

ですが、中国では真逆と言っていいほどいい意味を持ちます。

中国での666は、「かっこいい」や「凄い」という意味での「ヤバい!」、

「いいね!」や「やりますねぇ!」といったポジティブニュアンスのスラングです。

英語で言うところのcoolやawesome、incredibleなどに近い表現だと言えるでしょう。

日常的にも使用頻度の高いスラングです。

一般的に3つ連続した「666」を1まとまりとして使う事が多いですが、

単に6!や、很6!(很(hen ヘン)は凄く、とてもの意→まじすげえ!的な意味)

と単体で使う事もあれば、

「w」を「wwwwww」と打つ感覚と同様に、

その凄さやヤバさの程度に合わせて666666…と連続して使う事もあります。

この666は、ネットやチャットなど文面で使われる事は勿論ですが、

口語として、会話中でも使う事が出来るというのも特徴です。

また、手をアロハポーズにして手首を揺らす仕草も同様の意味を持ちます。

中国で数を表すハンドサインで、6を表すのがアロハポーズと同じ形なんですね。

ヤバい場面で666〜と言いながらアロハポーズで手首を振れば、

あなたも立派なネイティブ人です。

でもこれが牛となんの関係があるのさ?

お待たせ致しました。

それでは666の由来を見ていきましょう。

・6の由来 溜

この6には大きく2つの意味が含まれています。

1つに、元々はオンラインゲーム内で、魅せるプレイをしたプレイヤーに対して

「溜溜溜」とコメントされた事が始まりだと言われています。

本来「溜」は「滑る」という意味ですが、

それがゲーム上では滑らかで鮮やかなプレイ、

素晴らしいプレイと言う意味で使われたんですね。

この溜の拼音が六と同じliuなのです。

刻一刻と状況が変わるオンラインゲームでは極力端的に情報を伝える必要がある為、

同じ拼音ですぐ打ち込める数字の6が代わりに使われるようになり、

その表現が世間に定着していったという訳です。

・6の由来 牛

そしてもう1つの由来、それが「牛」(niu ニュウ)です。

本来の意味は字の通り牛を表し、

日常生活における牛は度々人の言う事を聞かず

思う通りに動いてくれないという意味から転じて

単体では「頑固」、「強情」、「傲慢」と言ったネガティブな意味でも使われます。

ですが!スラングとしての「牛」は

「凄い」、「ヤバい」、「イケてる」といった意味を持ちます。

牛も六と発音が似ている為、スラングの6にもこの様な意味が含まれます。

牛の由来については諸説ありますが、古くから牛は神の使い、神が地に降りて来る時の仮の姿として崇められていたという伝説があり、総じて「牛は大物」という通念が起因しているという説が有力です。

現代の口語ではネガティブな意味より、むしろこちらのいい意味合い(スラング)で使用される事の方が一般的です。

スラングの「牛」には様々な派生系が存在します。

少し例を見てみましょう。

牛逼 / 牛B / 牛× (niu bi ニュービー)

これらは全て同じ読みで同じ意味です。

牛の後に続くbiは直訳で女性の生殖器を表しますが、

この場合は英語の“F××K“の意味合いに近いです。

英語で「めちゃめちゃ凄い」とか「ハンパねぇ!」という表現をする時に

「Fxxkin’ awesome!」と言ったりしますが、その感覚に似た表現です。

下品な言い方なのでフォーマルな場には相応しくありませんが、

口語では頻繁に使われる表現です。

話を戻しましょう。

つまり、

你太牛了(ni tai niu le ニータイニュウラ)という言葉は

君は太った牛だねという意味ではなく、

「凄すぎるぜ!」という意味になります。

※你は「あなた」、太は「〜すぎる」の意

貶されていたのではなく、褒められていたんですね。

・谐音とまとめ

さあ、ここからが本日のポイントとまとめ、

前述した谐音(xie yin シェーイン)のご紹介です。

上記の6と溜や牛の様に、拼音が同じ、又は発音が近い言葉を谐音と言います。

簡単に言ってしまえば語呂合わせや当て字ですね。

1192作ろう鎌倉幕府みたいな感じです。

中国語のスラングや表現にはこの谐音を使ったものが沢山あります。

春節(中国の旧正月)の時期になると

逆さまに貼られた「福」の字をよく見かけます。

これは、

福倒了(福が逆さまになった) と 福到了(福が来た)

という2つの意味を掛けた谐音で、拼音はどちらも「fu dao le フータオラ」です。

何だか大喜利や落語にも似ていますね。

また、海外から輸入されたカタカナや英語の固有名詞を持つもの(漫画やキャラクター、ブランドや某夢の国)なども、この谐音を利用して本来の発音に近い様に当て字されます。

これらはスラングではなく、公式な谐音としてニュースなどでも使われます。

「現地に来た当初は特に、某夢の国に逃避する度に何とも言えない違和感を感じました。笑

未だに『それはシンプルに英語にした方がいいんじゃ…』と感じる事はよくあります。

ですが『いや、俺たちはあくまで漢字を使って表現するんだ』という強い意志も感じます。笑

日本にはカタカナがあるので音訳に違和感を感じる事は少ないですが、

中国では漢字がひらがなやカタカナの代わりも兼ねているので

漢字に馴染みのある日本人だからこそ、戸惑いや違和感を覚えるのかも知れません」

との事。

この様に普段の生活にも密接な関係にある谐音。

何のこっちゃ?という言葉を見かけた時は、是非この谐音を思い出してみて下さい。

新しい気づきがあり世界が広がるかも知れません。

それではまた次回の講座でお会いしましょう。

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